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コラム

落雪を防ぐ「雪止め」って?雪止め工事に関するよくある10の質問

屋根の雪止めを取り付ける専門業者の弊社へ最近このようなお問合わせが多くあります。
雪止め工事は板金屋さんという私達のような専門業種が工事をします。

 

数々の工事経験を元に雪止めに関してのよくある質問とその回答を重要なポイントを交えてお伝えいたします。

◯「なんで雪止めってつけるの?」

 

 何故かというと、屋根からの落雪を防ぎ、人や物を落雪によっての被害から守るためです。
 更にいうと実は民法214条で制定されている「土地の所有者は、直接に雨水を隣地に注ぐ構造の屋根その他の工作物を設けてはならない。」というれっきとした法律があります。

 

これは建築基準法でもありません。人と人が調和して生活する為の法律なのです。

 

 が、しかし必ず雪止めを付けなければいけないという事はもちろんありません。

 

極論からすると自分の土地に雪が落ちる範囲であれば、全く問題はありません。

 

逆に雪(もちろん雨水もそうですが)を一粒も落としてはいけないのです・・・。

◯「雪止め付けたら屋根から雨漏りしない?」

 

よくある質問の第一位がこれになります。

 

端的にいうと、雨漏りはしません。
詳しくいうと、”しっかり”施工すれば”雨漏りはしません

 

新築、リフォームいずれも材料選定・施工方法が間違っていなければ雨漏りはしません。

 

ただ、材料に適していない雪止めをつけたり、取付け方法がそもそも間違っていたりすると雨漏りの原因をつくることになります。

 

世界有数の降雨量を誇る日本の風土では雨漏りに関してはずっと気にかけていかなければいけません。

 

365日24時間、建物を守っている屋根(雪止めも屋根の一部です)は常に風雨から私達を守ってくれていますので適正な材料で正当な施工が重要になります。

◯「雪止め付けたら絶対落雪しない?」

 

”絶対”というのはありえないと思います。

 

私達も工事をさせていただく際には必ず言います。

 

「雪止めを取付けたからと言って絶対雪が落ちてこないということはありません。あくまでも”落ちにくくなる”と思ってください」と。

 

毎年のように歴史的・記録的という冠がつくような自然災害が多発される日本の災害。

 

2014年2月14日に関東の平野部でも30センチから80センチの積雪があり、交通が麻痺したのも記憶に新しと思います。

 

正直このような豪雪の場合はどうやっても落雪をなくすことはできないと思います。

 

だた、少しでも落雪を少なくできる準備はとても大事なことだと思いますので、雪止めの取付けは必要だと思います。

◯「東京に住んでいるんですが、雪止めってつけなければいけないの?」

 

隣地との境界が接近している東京だからこそ、雪止めが必要だと思っております。

 

いや、東京だけではなく、隣地が接近している建物は全て必要だと考えます

 

屋根に積雪した雪は屋根の傾斜の延長方向に向かって雪が滑り落ちます。

 

その先に隣地・隣家があると多少なりとも被害があります。

 

逆に雪止めが不要な建物というのはかなり限定的で、「豪雪地帯で隣家(隣地)に接していない建物」だと思います。

 

雪国に行って屋根を見上げると雪止めが付いていないのがわかります。

 

これは雪によって建物へ荷重がかかり、屋根が押しつぶされたりしてしまう可能性があるからです。(地域によって雪の含水量が異なりますので)

 

またそのような建物は敷地が広いことが多く、落雪してもよいつくりになっているのです。

 

余談ですが豪雪地帯は屋根に雨樋さえ付いていない建物も多くあります。

 

落雪時に雨樋なんて簡単に壊されてしまうからです。

◯「雪止めってあとから付けられるの?」

 

ほとんどの屋根では後から付けることができます。

 

この付けることができるという表現は詳しくいうと「雨漏りをしないように付けることができる」という事です。

 

日本にはたくさんの種類の屋根材に覆われた建物があります。

 

カラーベスト屋根(コロニアル)・瓦屋根・板金屋根・トタン屋根・銅板屋根・シングル・ガルバリウム屋根・防水屋根などなど・・・。

 

しかしこの中であとから付けにくいものがあります。

 

それはシングル屋根と防水屋根です。

 

あとから雪止めを付ける場合はコスト面を考慮し屋根をはがして工事はしません。屋根材に雪止めを取付けたり、屋根材の隙間に雪止めを滑らせて引っ掛けたりして留めるのです。

 

ただシングル屋根は屋根材としてはとても柔らかい材料で材料同士密着しているので、強度のないシングル屋根材に引っ掛けたりすることはできませんし、屋根材の隙間に雪止めを滑らせていれることもできません。

 

防水屋根は雪止めを固定する部分がそもそもありませんのであとから雪止めを取り付ける事は非常に難しいです。新築で防水屋根をつくる際は隣家への落雪の影響も考えて設計をする必要があります。

 

たまに直接防水屋根に直接雪止め”らしき”物体を後から取り付けている屋根がありますが、雨漏りや今後のメンテナンスの事を考えると賢明な判断ではありません。

 

建売住宅ではシングル屋根を使っているハウスメーカーが近年多いので、今後落雪の被害を改善するのにはとても困難な工事(屋根を剥がさなければいけません)が必要になることが懸念されます。

 

屋根材によって雪止めを選ばなければいけませんので注意が必要です。

◯「あとから雪止めを取り付けるのに足場は必要なの?」

 

必要な場合と不必要な場合があります。

 

足場の設置の有無でまず一番に考えなければいけなのは作業員(職人)の安全確保です。屋根は地上からの高さもあり、傾斜もあります。

 

また地上からではわかりにくいのですが、屋根に付着物(ゴミ・埃・苔など)があります。作業員(職人)はその上に登り作業をするので、非常に危険な作業となります。

 

次に考えるのは施工性です。雪止めは落雪を防ぐために取り付けるものですので、しっかり頑丈に取り付けなければ雪と一緒に落ちてきてしまいます。

 

落雪と一緒に雪止めが落下なんて事があると本末転倒です。そのようなことが絶対ないように確実な工事をする為には足場を設置して完璧な工事をする必要があります。

 

足場を取り付ける事で費用がかかってしまい、財布に優しくないのは十分理解できますし、こちらも心苦しいのですが、上記の2点を考慮すると必要な理由が分かると思います。

 

なかには屋根の傾斜がのろい(緩勾配)場合もありますので、そのような屋根は足場は不要だと思います。(2階の屋根が限界だと思いますが)

 

足場を取り付ける事ができない場所や費用少なくし、工期を短縮するのに高所作業車を使用して雨樋を交換工事したりしる方法もあります。

 

足場の有無は各施工業者でずいぶん変わってきます。

 

ハウスメーカーさんは会社のルールで設置をしなければいけませんが地域の工事店さんは安全が保証できれば足場を設置しないでやってします事もあります。

 

足場の有無は施工業者さんと良く話し合ってお互いが納得した上で工事をお願いしてみてください。

◯「雪止めって雪と一緒に落っこちてこない?」

 

落ちてきません。こちらも良くある質問です。

 

稀に大雪の後に弊社に連絡をいただく方の中でたまに落雪の中に雪止めが一緒に混ざっているという報告があります。

 

ただでさえ大量の水分を含んだ重い雪の中に更に重い金属の固まりが高所から一緒に落ちてくる・・・。考えたただけゾッとしますね。
これはただの施工不良としか考えられません。

 

施工経験がなかったり、屋根の構造を理解していなかったり、金具の取り付け方法が間違っている事が多くあります。

 

雪止めの取り付け実績と経験が豊富な屋根工事専門の業者を選ぶと良いですね。餅は餅屋です。

◯「雪止めの取付けって自分でできるの?」

 

雪止め金具は今ではホームセンターやインターネット通販でも手軽に買う事ができるようになりました。

 

(専門業者は問屋さんから買うのですが)自分でもやろうと思えば出来ると思いますが屋根に関しての知識があればの話です。

 

雪止め金具を取り付ける時は屋根(細かくいうと野地板という下地)に傷を付けないようにしなければいけません。

 

屋根は雨漏りに直結する建物の部位で重要な構造体です。取り扱いには十分注意をしないといけませんね。

 

また屋根は高所で勾配(傾斜)があります。地上の平坦な部分で作業をするのとはわけが違います。

 

足場でもあれば身軽な人はできるかもしれませんが・・・。

 

ご自身の命と雪止め。高所での作業は家族と自分の将来を考えてご検討ください。

 

◯「太陽光パネルに効果的な雪止めってあるの?」

 

太陽光発電設備を取り付けてる方から近年多くのお問い合わせをいただきます。

 

太陽光パネルの表面はガラスなので少量の積雪でも滑りやすくなっていて、雪が降っている最中にも落雪があります。

 

またガラスの表面は温まりやすいのでガラスの上に積もった雪は接着面が解けると一気に落雪します。

 

太陽光パネルは屋根面より約10センチ高さがあります。通常の雪止めは5センチ程度になるのでいくら沢山取り付けようが雪は雪止めの上を飛び越えてしまうので、無意味なものになります。
そこで太陽光パネルからの落雪にお困りの方には「落雪ストップ」という商品をご提案をしております。

 

「落雪ストップ」は高さが約30センチありますので、高さ約10センチの太陽光パネルからの落雪も十分キャッチしてくれます。

 

また「落雪ストップ」は金属部分は耐錆加工がされネットは樹脂製のものなっているので軽量で耐久性が非常に高い製品になります。

 

「落雪ストップ」は誰でも買える商品ではなく、特別な作業指導をメーカーから受け、認定工事店にならないと購入する事ができませんので、取り扱う職人のも高度な技術がある方のみ施工ができる商品となっています。

 

 

◯「隣からの落雪に困っているんだけど、どうすればいいの?」

 

特に首都圏の一軒家は隣家と接近しているので、大雪後はこのようなご相談を多くいただきます。
結論からいうと、率直にお話をされた方が良いと思います。

 

お隣との長い円満なお付き合いを考えると言い方・伝え方一つ間違えると、大変な問題になってしますので注意が必要ですね。
稀に全く自宅の落雪によって隣家のお宅に被害を与えてしまっている。

 

という事を気付いていな方もいらっしゃいますので、ご近所付き合いの雑談から本題(雪止めを付けて欲しいという)に話を移してみてはいかがでしょうか。

 

経験上、屋根からの落雪被害問題は加害者の家の北側(北側は陽があたりにくいので屋根の上で雪が凍ってしまいますので、雪が固まり勢いがついて落雪します)、被害者の家の南側の境界部分で多く起こります。

 

落雪で隣家に被害を与えないといことは「モラル」の一部だと思います。加害者は自分の立場が逆だったらという事を考えて気持ちを汲み取ってあげてください。

◯「塗装したら雪が滑り落ちるようになったんだけど?」

 

カラーベスト(コロニアル)屋根に限ってになりますが、屋根の塗装をすると非常に雪が滑りやすくなります。

 

カラーベストの新品は表面がザラザラしているので、積雪の際は滑りやすくなっております。

 

しかし、屋根を塗装すると表面が光沢質になりツルツルになりますので、雪が滑りやすくなります。

 

 

屋根を塗装する時は落雪対策を考えて、雪止めを多く付けておく必要があります。

 

屋根の塗装を検討されている方は業者さんに相談をした方が良いと思います。

 

ほとんどの屋根材は後付け雪止めの施工ができますので、塗装をしてしまった後でも手遅れではありませんのでご安心ください。
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