太陽光パネル設置屋根に雪止めはなぜ必要?付けていないと起こりうる問題とは
「太陽光パネルを設置したが、落雪の被害が大きくて取り付けたことを後悔している」という人は、意外と多いです。
電気代の節約を目的に設置した太陽光パネルが原因で、落雪の被害に遭っては元も子もありません。
この記事では、太陽光パネル設置屋根に雪止めが必要な理由を解説します。
降雪量が多い地域で太陽光パネルの設置を考えている方は、必見です。
目次
- 太陽光パネルを設置する際は雪止めの考慮が必須
- 太陽光パネルを設置している屋根に適した雪止めとは
- 太陽光パネル設置屋根におすすめな雪止め商品
- 太陽光パネル設置屋根に落雪ネットを施工する際の費用相場
- 太陽光パネル設置屋根に雪止めがないと起こりうる問題
- 太陽光パネル設置屋根が落雪事故を起こしやすい理由
- ソーラーパネルの表面が滑りやすい
- 落雪の危険性を説明されていない
- 太陽光パネルを設置している屋根からの落雪距離
- 太陽光パネルを設置している屋根に雪止めを付ける際の注意点
- 太陽光パネルが屋根の先端まであって、雪止めが付けられない時は?
- 太陽光パネル設置屋根から落雪して事故が起きた場合の賠償問題
- 建物の所有者に賠償請求されるケース
- 建物の所有者に賠償責任がないケース
- 信頼感のある雪止め設置業者の見分け方
- 建設業許可を得ているか
- リフォームパートナー協議会に加盟しているか
- 地元で長年営業しているか
- 自社職人がいるか
- 国家資格を取得しているか
- 雪止めを設置した実績があるか
- 太陽光パネル設置屋根に雪止めネットを施工した事例
- 太陽光パネル設置屋根に雪止めを付ける際のよくある疑問
- 雪国でも太陽光パネルに雪止めを設置すべき?
- そもそも雪国だと太陽光パネルで十分発電できない?
- 雪の重みで太陽光パネルが倒壊しないか?
- 屋根に残った雪は自分で下ろせる?
- 積雪時に太陽光パネルの上も除雪すべき?
- 雪止めを設置しようか迷っている
- 太陽光パネル設置屋根への雪止めは後付けも可能!
太陽光パネルを設置する際は雪止めの考慮が必須
太陽光パネルの表面は強化ガラスで傾斜がついており、雪が滑りやすい構造になっているため、雪止めの設置を考えなければなりません。
多めの降雪があった場合、パネルに降り積もった雪が勢いよく落下する危険性も高いのです。
もし、落下した雪の下に人が通っていたり車や高価な物などがあったりすれば、損害が大きな事故になります。
そのため、降雪量の多い地域で屋根に太陽光パネルを設置したい場合、雪止めを取り付けることが大切です。
ただし、太陽光パネルを設置した後に雪止めを取り付けるのは大変危険です。設置した状況によっては、実績豊富な業者でも雪止めの設置が難しいということもあります。
さらに、太陽光パネルの設置後に雪止めを取り付ける作業は危険度も高いので、入念な打ち合わせが必須です。
太陽光パネルを設置している屋根に適した雪止めとは
屋根からの落雪を止めるためには、雪止めネットの設置がおすすめです。雪止めネットとは、軒先の近くに設置して落雪を防ぐ器具です。
太陽光パネルを設置している屋根は、一定の積雪があると勢いよく雪が滑り落ちる可能性が高くなります。
雪止めネットを設置していれば、パネルから勢いよく雪が滑り落ちても、屋根から落雪する危険性は低くなります。
太陽光パネル設置屋根におすすめな雪止め商品
太陽光パネル設置屋根に施工できる雪止めはたくさんありますが、その中でも「落雪ストップ」という商品がおすすめです。
「落雪ストップ」は雪をせき止めやすく、防サビ加工もされています。
また、「落雪ストップ」はメーカー補償があるため、認定を受けた施工業者しか設置できません。
そのため、施工不良が起こっても安心です。
あとから雪止めは「落雪ストップ」の認定施工業者です。
安全で信頼できる雪止めを探している方は、ぜひ弊社までお問い合わせください。
「落雪ストップ」について詳しくお知りになりたい方は、以下のサイトを確認してみてください。
「落雪ストップのご紹介」
太陽光パネル設置屋根に落雪ネットを施工する際の費用相場
太陽光パネルを設置している屋根に落雪ネットを施工する際にかかる費用は、15~45万円ほどです。
また、屋根へ設置するため足場の設置が必要となります。
足場の設置と撤去にかかる費用は、およそ10~30万円となります。
設置する足場の高さや範囲によって費用は異なります。
あとから雪止めが施工する場合の工事価格は、足場の設置費用を抜いて6~13万円ほどが多いです。
紹介した費用相場はあくまでも目安なので、詳しくは業者に確認してみましょう。
ただし、工事価格が費用相場よりも大幅に異なる場合は、詐欺の危険性もあるため理由を確認してみてください。
太陽光パネル設置屋根に雪止めがないと起こりうる問題
太陽光パネルから勢いよく雪が滑り落ちれば、そのまま屋根の下に落雪して事故を起こす可能性が高くなります。
雪は見た目以上に重量があり、なおかつ落下の勢いが加われば大きな破壊力が生まれます。
人に当たれば大ケガをすることもあるでしょう。車や塀などに当たっても大きな損害が出ます。また、少量でも頻繁に落雪があれば、騒音問題になることもあるでしょう。
特に、都市部のように隣家との距離が近い地域では、太陽光パネルからの落雪が深刻なご近所トラブルに発展する可能性もあります。
太陽光パネル設置屋根が落雪事故を起こしやすい理由
太陽光パネルを設置した屋根が落雪事故を起こしやすい理由について、以下で解説していきます。
太陽光パネルを設置している、または検討中の方はぜひチェックしてみてください。
ソーラーパネルの表面が滑りやすい
太陽光パネルは表面がツルツルしており、上に積もった雪が滑り落ちやすい構造です。また、屋根に設置する場合は傾斜もつきます。
太陽光パネルの上に降雪があれば、屋根の表面に降り積もる雪よりもずっと落雪しやすいのです。
さらに、滑りがいいので落下スピードも速く、雪が落ちる衝撃が屋根からの落雪より大きくなります。
そのため、落雪した場所に人や物があれば、大きな被害が出る可能性が高いのです。
落雪の危険性を説明されていない
太陽光パネルを設置する業者の中には、施主に落雪の可能性を十分に説明しない会社もあります。
また、施主側も「太陽光パネルに積雪し、発電ができなくなること」を心配しても、落雪が原因となる事故に関しては想像していないことも多いのです。
その結果、落雪事故が起きてから「こんなはずではなかった」と後悔するケースもあります。
降雪がある地域では太陽光パネルから落雪する危険をしっかりと認識しておくことが大切です。
降雪が少なくても、何年かに一度の割合でドカ雪が降る地域の住宅でも同様です。太陽光パネルを設置した際の、落雪の危険性や対処方法をしっかりと確認しておきましょう。
太陽光パネルを設置している屋根からの落雪距離
雪氷防災研究センターが行った「太陽電池パネル上の雪の滑走実験」の結果によると、濡れた雪の場合だと太陽光パネルからの落雪の方がトタン屋根よりも1.7倍も飛距離がありました。
また、2階建て住宅で屋根の勾配が4寸の場合は、太陽光パネルの上から滑り落ちた雪の落雪距離は4.5メートルほどにもなります。
屋根から5メートルほど離れた場所に落雪するということは、公道や隣家の敷地に大量の雪が落ちる可能性も十分にあります。
人が公道を歩いているときに落雪した場合は、大事故となる可能性もあるでしょう。
隣家のガレージや車、エクステリアに落雪した場合も同様です。
なお、落雪事故はある程度の予測が可能なので、台風や地震のように「不可抗力」と主張しても認められない場合があります。
人にケガをさせたり物を壊したりした場合、多額の倍賞金が請求されることもあるでしょう。
そのため、特に太陽光パネルを設置している住宅の場合は、必ず落雪予防を行っておくことをおすすめします。
太陽光パネルを設置している屋根に雪止めを付ける際の注意点
屋根に雪止めネットを付ける場合、太陽光パネルの高さよりも高い位置に設置することが大切です。
太陽光パネルよりも低い位置では、落下スピードの勢いが強くなった落雪を止められません。ただし、太陽光パネルを設置している状況や屋根の形などにより、雪止めネットが取り付けられないケースもあります。
太陽光パネルが屋根の先端まであって、雪止めが付けられない時は?
太陽光パネルを屋根の先端まで取り付けて隣家へ落雪させてしまい、お隣から注意やクレームを受けている方もいらっしゃいます。
太陽光パネルが屋根の先端まであると、物理的に雪止めを取り付けることができないため、極論ですが、太陽光パネルを一部撤去しなければいけません。
※太陽光パネルの最下部を撤去した様子
太陽光パネルの発電量の心配や、せっかく取り付けたのにまたお金がかかると考えてしまうこともあるでしょう。
しかし、お隣の人からすると理由は関係ありません。
※太陽光パネルを撤去した場所に雪止めを設置した様子
隣家に落雪させてしまうとご迷惑になりますので、太陽光パネルを外すという勇気ある決断が必要なのかもしれません。
太陽光パネル設置屋根から落雪して事故が起きた場合の賠償問題
太陽光パネルを設置した屋根から落雪事故が起きた場合は、一般的には建物の所有者が賠償責任を負います。
屋根からの落雪事故による賠償責任の所在は、民法717条1項に定められています。
しかし、中には例外もあるのです。
以下にて、落雪事故が発生した場合の賠償責任は誰が負うのかについて詳しく解説していきます。
建物の所有者に賠償請求されるケース
屋根からの落雪に対して適切な対処を行っていない状態で事故が発生した場合は、建物の所有者に賠償請求されます。
冬に必ず降雪があり、屋根からの雪下ろしが必要な地域では落雪防止の処置を行うことは建物の所有者の義務です。
しかし、雪止めを設置したり定期的な雪下ろしをしたりせず、落雪事故が発生するケースもあります。
特に、積雪がある地域で太陽光パネルを設置している屋根に雪止めを施工していないと、賠償責任を負いやすくなるため注意しておきましょう。
建物の所有者に賠償責任がないケース
雪止めネットの設置はしたが、施工不良で事故が起きた場合は建物の所有者への賠償責任は生じません。
施工不良によって事故が発生した場合に、賠償責任を負うのは工事を施工した業者です。
また、賠償問題に発展した場合は、業者が施工不良をしたという証拠が必要なので、工事に関する書類は全て残しておくのがおすすめです。
ただし、経年劣化で雪止めネットが外れて落雪事故が起きた場合は、建物の所有者の責任となります。
そのため、雪止めネットは定期的にメンテナンスを行いましょう。
信頼感のある雪止め設置業者の見分け方
落雪による隣人への被害や賠償責任を避けるために、雪止めの設置は信頼できる業者に依頼するのがおすすめです。
特に、太陽光パネルを設置している屋根は落雪による事故のリスクが高まるため、業者選びは重要になります。
下調べを怠れば、法外な工事費用を請求したり欠陥工事が行われたりする悪徳業者を選びかねません。
雪止めの設置業者を選ぶなら、下記のポイントに留意しましょう。
・建設業許可を得ているか
・リフォームパートナー協議会に加盟しているか
・地元で長年営業が行われているか
・自社雇用の職人がいるか
・職人は国家資格を取得しているか
・雪止めを設置した実績があるか
以下では、それぞれのポイントの詳細を解説します。
建設業許可を得ているか
建設業法第3条にある「建設業許可」を得ている業者は、比較的優良な業者と考えて良いでしょう。
建設業許可とは、簡単に説明すると500万円以上の工事を請け負う際に業者に求められる証明です。
業者の中には建設業許可を取らずに営業しているところもありますが、許可を取っている業者を選ぶほうが安心感があります。
国土交通省のシステムでは建設業許可のある業者を検索できるので、雪止めの業者を探す際は活用してみましょう。
リフォームパートナー協議会に加盟しているか
信頼できる業者を選ぶには、リフォームパートナー協議会に登録しているかどうかを確認しましょう。
同協議会はリフォーム事業者のスキル向上や消費者が安心してリフォームを行える環境のために作られた国土交通省認定の団体です。
登録に伴う審査と研修を経た加盟業者は、協議会から技術講習を受けているため、丁寧で質の高い対応が期待できます。
リフォームパートナー協議会の加盟業者は協議会の公式ページから確認できるので、業者選びの基準に取り入れてみましょう。
地元で長年営業しているか
地域に根付いた営業を長く続けている業者には、顧客との距離が近く信頼関係を築きやすいメリットがあります。
身近な業者だとトラブルが発生したときには迅速に対応してもらいやすく、出張費用もかかりません。
また、新しくできた業者よりも古くからある老舗業者のほうが安心感があります。
雪止め業者を探す際はまずご自身の住む地域で検索をかけ、営業歴が長い業者をいくつかピックアップしてみましょう。
近隣に住む方におすすめの業者について聞いてみるのもひとつの手段です。
自社職人がいるか
自社職人を持つ業者のメリットは、品質面と接遇面に優れている点です。
業者によっては相談窓口や営業を自社で対応し、施工は外注しているところがあります。
外注自体が悪いことではありませんが、外注費(仲介手数料)が発生するデメリットは避けられません。
自社職人がいる業者には、相談から工事までのやりとりがスムーズであったり職人の責任感が育ちやすかったりする利点があります。
なお、あとから雪止めでは相談から施工まですべて自社で完結するため、コストを抑えつつ品質の高い工事が可能です。
国家資格を取得しているか
工事に携わる職人が屋根リフォーム関連の国家資格を保有している業者はクオリティの高い施工が期待できます。
屋根の工事を行ううえで推奨される資格は下記です。
・建築士
・かわらぶき技能士
・建築板金技能士
・施工管理技士
信頼できる業者を探すには、職人が上記の資格を所持しているかどうかを確認しましょう。
なお、あとから雪止めの自社職人は建築板金技能士・施工管理技能士を所有しています。
雪止めを設置した実績があるか
業者を選ぶ際は雪止めの設置実績が豊富であるか注目しましょう。
屋根のリフォームを行う会社は数多くあります。
しかし雪止め設置の経験が浅い業者を選んでしまうと、施工不良による雨漏りが発生するリスクがあります。
雪止め設置業者を選ぶなら、企業の規模よりも雪止め設置の場数が多い業者を選ぶと良いでしょう。
なお、あとから雪止めも雪止めの設置実績を多く持つ業者のひとつです。
実際の施工事例をご紹介します。
太陽光パネル設置屋根に雪止めネットを施工した事例
太陽光パネルを設置している屋根に、雪止めネットを施工した事例を紹介します。
施工前は、太陽光パネルの下に金具タイプの雪止めが設置してありました。
しかし、太陽光パネルからの落雪は量も多くスピードも速いため、金具よりもネットタイプの雪止めが安全でおすすめです。
また、今回施工した「落雪ストップ」の網は耐候性があり弾力性も強いため、曲がりにくくなっています。
さらに、フレーム部分は鉄製溶融亜鉛メッキ仕様で衝撃にも強いつくりです。
そのため、春先の重い雪までしっかりと受け止められます。
太陽光パネル設置屋根に雪止めを付ける際のよくある疑問
太陽光パネルには雪が滑り落ちやすい性質上、普通の屋根よりも落雪による事故のリスクは高まります。
しかし、太陽光パネルと雪止めの併用に不安や疑問を感じる方もいるのではないでしょうか。
屋根に雪止めを設置する際によく挙がる疑問について解説します。
・雪国でも太陽光パネルに雪止めを設置すべき?
・そもそも雪国だと太陽光パネルで十分発電できない?
・雪の重みで太陽光パネルが倒壊しないか
・屋根に残った雪は自分で下ろせる?
・積雪時に太陽光パネルの上も除雪すべき?
・雪止めを設置しようか迷っている
さっそく解説を見てみましょう。
雪国でも太陽光パネルに雪止めを設置すべき?
基本的に、太陽光パネルがある屋根には雪止めの設置をおすすめします。
太陽光パネルは一般的な屋根よりも雪が落下しやすく、損害や騒音のトラブルにつながりやすいからです。
よって雪国の太陽光パネルには、十分な落雪対策を考えておく必要があるでしょう。
また太陽光パネルの中には、雪がパネル上に積もっても大丈夫なように積雪耐性がある商品も登場しています。
これから太陽光パネルを取り付ける方にとって雪対策の施された太陽光パネルは、積雪による破損への心配を軽減できるためおすすめです。
そもそも雪国だと太陽光パネルで十分発電できない?
雪国は発電量が低くなると思われがちですが、一概に太陽光パネルの設置が不利になるとは限りません。
なぜなら、雪が降らないシーズンは他地域と変わりなく発電できるからです。
また雪の多い地域でも、立地によっては平均以上の日射量が期待できるケースもあります。
雪国では夏でも気温が低めであるがゆえ、高温によってパネルの発電量が低下する問題も他地域に比べると発生しにくいです。
冬場に発電量が低下するデメリットを夏場の発電で補える可能性があるため、雪国でも太陽光パネルを設置して損はないと思われます。
雪の重みで太陽光パネルが倒壊しないか?
雪の多い地域では太陽光パネルの施工時に積雪を想定した工事がされるため、一概に雪国のパネルが壊れやすいとはいえません。
そもそも、積雪による太陽光パネルの破損は雪の少ない地域にも起こりうる事象です。
積雪によって太陽光パネルが破損してしまった場合には、火災保険が使える可能性があります。
ただし火災保険の補償対象となる破損は、自然災害によって生じたものに限られます。
また実際に補償してもらえるかどうかは保険会社の判断によって決まるため、保険金に期待をし過ぎないようにしましょう。
屋根に残った雪は自分で下ろせる?
屋根の雪を自分で下ろすのは不可能ではないものの、細心の注意が必要です。
なぜなら、自力での雪下ろし作業には下記のリスクが伴うからです。
・太陽光パネルや屋根材を傷つける
・屋根から転倒する
・トラブル発生に気付いてもらえない
屋根の雪を自分で処理したい場合、事前準備をしっかりとしておく必要があります。
事故を防ぐためにも、落下防止用のロープを準備したり複数人で作業を進められるよう人員を確保したりしておくと良いでしょう。
積雪時に太陽光パネルの上も除雪すべき?
基本的に積雪時でも太陽光パネルの除雪は必要ありません。
太陽光パネルは発電時に熱を発する性質があり、気温の上昇と相まってパネル上の雪は溶けやすくなるものです。
太陽光パネルには傾斜がついているため、除雪しなくても自然に雪はずり落ちていきます。
雪が残っているからといって屋根の上から除雪しようとすると、太陽光パネルを傷つけたり転落したりしてしまう恐れがあります。
「パネル上の雪のせいで発電ができない」という不安から、不用意に除雪しないように注意しましょう。
雪止めを設置しようか迷っている
雪の少ない地域でも積雪の可能性がある場合、太陽光パネルへの雪止めの設置は必要です。
太陽光パネルから落雪が発生すると、屋根の上から落ちるため勢いがついて衝撃が大きくなります。
状況によっては、通行人に重傷を負わせたり近隣や自宅に大きな損害をもたらしたりしかねません。
また太陽光パネルを後から設置する場合、足場の設置費用も必要になるため、家の大きさによっては多額の費用が追加されます。
太陽光パネルをご検討の場合、雪止めの設置もあわせて検討しましょう。
太陽光パネル設置屋根への雪止めは後付けも可能!
一定以上の降雪量がある地域で屋根に太陽光パネルを設置する場合、雪止め対策は必須です。
雪止め対策をせずに太陽光パネルを設置した場合でも、後付けで雪止めを取り付けることはできます。
ただし、太陽光パネルの設置状況や屋根の形などにより、特殊な設置方法が必要なこともあります。
太陽光パネルでの落雪にお悩みの方は、雪止めネットの設置実績が豊富な業者にまずは相談してみましょう。
太陽光パネルを設置した屋根対応の雪止めについては以下の動画でもご紹介しています。ぜひご覧ください。
雪止めに関して疑問がある場合は、落雪を防ぐ「雪止め」って?雪止め工事に関するよくある10の質問をぜひチェックしてみてください。
内野 友和
この記事は私が書いています。
1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。
20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。