雪止めコラム

屋根からの落雪をブロックする雪止めフェンスの施工料金は？価格を抑える対策も解説

屋根に積もった雪が隣地へと落下するのを防ぎたい、そんな時におすすめなのが雪止めフェンスです。
近隣トラブルを防ぐためにも、雪の降る地域では屋根からの落雪対策をしっかりと行う必要があります。
鉄骨でできた丈夫な雪止めフェンスは、屋根に付ける雪止めよりも確実に、屋根からの落雪の越境を防止してくれます。

しかし、雪止めフェンスは通常のフェンスよりも頑丈な施工が必要なため、施工費が不安という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、雪止めフェンスの施工料金の相場や、価格を抑える方法について詳しく解説していきます。

屋根からの落雪をブロックする雪止めフェンスの価格相場

地上に新たに雪止めフェンスを施工する費用の相場は、70～110万円程度です。

施工するフェンスの長さや高さによって価格差がありますが、材料費と呼ばれる雪止めフェンスの本体価格は40～60万円ほどのケースが多いです。
また、材料費とは別に、30～50万円ほどの工事費が必要になります。

工事費用が少し高額に感じられるかもしれませんが、これはフェンスの基礎工事の料金が含まれた金額です。
厚みと重量のある雪止めフェンスを支え、落ちてくる雪がぶつかる衝撃に耐えるため、雪止めフェンスにはコンクリートでできた頑丈な基礎が必要なのです。

ちなみに、屋根の上に小型のフェンスを設置する場合は足場費用込みで30〜80万円程度かかります。フェンスの長さや高さによって価格差があり、最も多いのが40万円前後です。
屋根の先端にフェンスを取り付けるには細かく正確に安全作業をする必要がありますので、足場設置は必須となります。

屋根からの落雪をブロックする雪止めフェンスの価格を抑える方法

求められる強度相応の工事費が必要な雪止めフェンスではありますが、不必要に高額な料金を支払う必要はありません。
雪止めフェンスの価格を抑える方法をご紹介します。

相見積もりで価格を比較する

雪止めフェンスの施工費用を抑えるためには、まず複数の業者へ見積もりを依頼することが大切です。
施工費用の多くの割合を工事費が占める雪止めフェンスの施工は、業者による見積もり価格の差が発生しやすいです。
相見積もりを取って価格と内容を比較することで、安い優良な業者に施工を依頼できます。

リフォーム会社ではなく雪止めフェンスの施工業者に依頼する

雪止めフェンスの施工費用を抑えるには、リフォーム会社ではなく雪止めフェンスの施工業者に依頼することも大切です。
雪止め以外にも様々な工事を請け負うリフォーム会社は、施工を下請け業者に任せているため費用に中間マージンが発生します。

その点、自社で施工まで行う雪止めフェンスの施工業者であれば、中間マージンが不要な分、費用を安く抑えられます。

雪止めフェンスを施工する際の注意点

相見積もりを取り価格の安い業者を選ぶことは大切ですが、工事費が不自然に安すぎる業者には注意が必要です。

極端に安く工事を請け負う業者は、強度が十分ではないフェンスを施工したり適切な基礎工事を行わなかったりといった、悪質な設置作業を行う可能性があります。

見積もりを比較する際は、合計金額だけでなく価格の内訳や施工内容までしっかり確認することが大切です。

特に、雪止めフェンスの基礎は強度に大きく関わる大切な部分でありながら、そのほとんどが土の下に埋まってしまいます。
この基礎の部分の工事が適切に行われていないと雪止めフェンスが倒れる危険もあるため、工事費が安すぎる業者には注意しましょう。

屋根の落雪対策の雪止めフェンスは専門の施工業者に依頼して価格を抑えよう

雪止めフェンスの価格相場や費用を抑える方法、施工時の注意点を解説いたしました。

雪止めフェンスの施工業者に依頼することで、価格を抑えて安心し施工することが可能です。
専門性がある会社による雪止めフェンスの施工で屋根からの落雪対策をしっかり行い、近隣トラブルを未然に防ぎましょう。

なお、地上に設置する雪止めフェンスは、屋根から落雪することを前提としています。
豪雪地帯でないのなら、雪は落とすのではなく屋根に留めて処理するべきだと考えられています。

そのため、安全性を考慮するのなら屋根で使う雪止めネットのほうが望ましいでしょう。

雪止めネットを利用する場合は「落雪ストップ」という商品がおすすめです。
「落雪ストップ」は、メーカーから取り付け方の指導を直接受けた施工会社しか購入できません。
そのうえ、施工後にメーカーに写真付きで報告をしなければいけないため、施工不良が防止できます。

また、雪止めの疑問点を解消したい方は、落雪を防ぐ「雪止め」って？雪止め工事に関するよくある10の質問もチェックすれば悩みが解消しやすくなります。