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コラム

屋根塗装すると雪が滑りやすくなる?雪止めにも塗装が必要か解説!

雪止め(瓦棒屋根 羽根付き)3

「屋根を塗り直した年は、落雪が多かった」という話を聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。
屋根塗装は、風や雨から屋根を守るために定期的に行わなければなりません。
しかし、屋根塗装をすると落雪しやすくなるのであれば、対処しなければなりません。
そもそも、どうして屋根塗装すると落雪しやすくなるのか、また、どんな対処法があるのか気になるところです。
今回は、屋根塗装をすると屋根から雪が滑り落ちやすくなる理由と、対処法をともに解説します。
これから屋根塗装を行うという方は、ぜひこの記事を参考にして落雪予防を検討してみてください。

 

屋根塗装すると雪が滑りやすくなる理由

雪止めネット7

屋根を塗装すると、屋根の表面が滑らかになるため、雪が滑りやすくなります。
屋根を塗装する前は、屋根の表面は劣化によってざらつきがあります。
しかし、屋根を塗装すると屋根の表面がきれいに整えられるため、積もった雪が滑り落ちやすくなるのです。
また、屋根塗装をすると雪が滑りやすくなる理由には、塗料の撥水性も関係があります。
撥水性の高い塗料を塗ると屋根の表面が水をはじくので、滑らかさが増して雪が滑りやすくなるのです。
特に、短期間で大量の雪が降る地域の家は、注意が必要でしょう。
「今まで一度も落雪しなかった」という屋根でも、塗装後に思わぬ事故が発生するかもしれません。

 

屋根塗装の後にするべき落雪を防ぐための対処法

雪止め6(カラーベスト 扇形)

冬の間にある程度雪が積もる地域で屋根塗装をする場合は、雪止めを一緒に設置するようにしましょう。
雪止めがすでに付いている場合は、設置する数を増やすのもおすすめです。
雪止めがあれば、落雪のリスクを大幅に減らすことが可能です。
また、屋根塗装を行うときや雪止めを取り付ける際は、必ず足場を組みます。
足場の設置や撤去には費用がかかります。
そこで、屋根塗装をするときに一緒に雪止めをつければ、工事費用を節約できます。
屋根塗装をする際は、業者に雪止めの設置を考えていることを相談してみましょう。

なお、屋根と違って外壁塗装であれば影響はありません。外壁塗装の必要性は以下のサイトが参考になります。

参考サイト『元プロが教える「外壁塗装」の真実』

 

雪止めの種類

雪止め9(カラーベスト 扇形)

屋根塗装をしたときに一緒に取り付けられる雪止め金具には、以下の3つのタイプがあります。

・アングルタイプ
・羽根つき
・扇形

以下にて、それぞれのタイプの特徴とメリットやデメリットを紹介します。

 

アングルタイプ

アングルタイプ

アングルタイプは、長い棒状のタイプの雪止めです。
落雪の予防効果は、3種類のうち最も高くなっています。
ただし、屋根の形状によっては若干目立つ可能性があります。

 

羽根つき

雪止め(縦葺き板金屋根 羽根付き)3

羽根つきタイプは、鳥の羽が広がったような形をした雪止めです。
目立ちにくく、アングルタイプの雪止めが設置できない屋根にも取り付けられます。
ただし、間隔を開けて取り付けていくため、アングルタイプに比べて落雪予防の効果は低いです。

 

扇型

雪止め(瓦屋根 平板瓦用雪止め)4

扇型タイプは、形状が扇のように下に向かって末広がりになっている雪止めです。
屋根の隙間に差し込んで設置していくので、施工しやすいというメリットがあります。
雪止めの大きさは大人の拳大くらいで、3種類の雪止め金具の中では一番小さいタイプです。
そのため、落雪予防の効果も3種類の中で最も低くなります。
また、扇型はスレート屋根に施工されることが多い雪止めタイプです。

 

雪止めにも塗装が必要か?

雪止め(瓦屋根 洋瓦用雪止め)2

新しい雪止めなら塗装は不要です。新規の雪止めにはメッキ層が塗布されています。
一方で、古い雪止めであれば塗装が必要です。

雪止めは屋根を塗装する際に一緒に塗装をするのが一般的です。
サビが発生している雪止めはサビ止め塗料を塗布してから塗装をします。
屋根が金属の場合はサビ止めをしっかりしないと屋根本体にサビ移りするので、注意が必要です。
サビが酷かったり、破損をしていたりする場合は新規の雪止めに交換するとよいでしょう。サビた雪止めは、屋根の寿命を縮める可能性があります。
このほか、雪止めを定期点検してもらう際に、屋根の状態もチェックしてもらいましょう。
そうすれば、屋根の再塗装のタイミングもわかります。

 

屋根を塗装すると雪が滑りやすいため雪止めの設置を検討しよう

雪止め(瓦屋根 平板瓦用雪止め)5

屋根塗装をした直後は、落雪の危険性が高まります。
冬に一定量の降雪があり、屋根から落雪する可能性がある場合は、塗装とともに雪止めを設置するのがおすすめです。
すでに雪止めを設置している場合は、サビや劣化などが発生していないか確認して、必要なら取り替えましょう。
雪止めの設置や取り替え状況の確認は、専門知識を持つ業者に相談するようにしましょう。

このほか、雪止めに関して疑問がある場合は、落雪を防ぐ「雪止め」って?雪止め工事に関するよくある10の質問をぜひチェックしてみてください。

内野 友和

この記事は私が書いています。

1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。

20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。

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