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コラム

雪止め工事をする際の注意点とは?施工にかかる費用も一挙解説!

雪止め4(カラーベスト 扇形)

「雪止め工事をする際にはどんなことに注意したらいいだろう」
「雪止め工事にかかる費用が気になる」
積雪がある地域で雪止め設置の工事を検討する場合、このような悩みが出てくるでしょう。
屋根からの落雪による事故を防ぐためには、雪止め工事はぜひ行いたいところです。
しかし、どのような屋根でも無条件で雪止めが後付けできるわけではありません。
今回は、雪止めを設置する工事を行う際の注意点や施工方法、費用相場などを解説します。雪止めを後付けで設置したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

 

雪止め工事をする際の注意点とは

雪止め(縦葺き板金屋根 羽根付き)4

はじめに、後付けで雪止めの設置工事を行う際の注意点を紹介します。
どのような点に気をつければいいのか、4つの項目を解説していきましょう。

 

雪止め工事ができない屋根材がある

雪止めが後付けできない屋根

屋根は、瓦やスレートなどいろいろな素材で作られていますが、「シングル屋根」と「防水屋根」は雪止めを設置できません。
シングル屋根はガラス繊維とアスファルトを合わせた、シート状の屋根材です。
表面には、砂石を吹き付けています。
シングル屋根はとても柔らかい素材でできており、屋根に被せながら施工するため、雪止め金具を屋根材の隙間に差し込めません。
また、防水屋根はビルの屋上のようなフラットな形状の屋根なので、雪止めを設置する意味がありません。
ただし、防水屋根の場合は、降り積もる雪の処理方法を考えておくことも重要です。

 

雨漏りしないよう適切な方法で工事する

雨漏り3

雪止めは、屋根材の隙間に差し込んだり、縦葺き屋根の突起に打ち込んだりするため、適切な方法で工事しないと雨漏りしてしまいます。
雪止めを屋根材に差し込んで施工する場合、隙間は「シーリング」という充填剤で塞ぎます。
しかし、実績が少なく適切な施工方法を守らない業者が工事を行うと、施工不良となり雨漏りが発生する可能性があるのです。
実績が豊富な業者なら、屋根材を傷つけることなく工事を行えます。
雪止め工事は、実績豊富な業者に依頼するようにしましょう。

 

太陽光パネルを設置している屋根には雪止めネットを取り付ける

雪止めネット13

太陽光パネルは表面が滑らかで屋根材よりも落雪スピードが速いため、金具ではなくネットタイプを設置しましょう。
勢いよく滑り落ちる雪を止めるためには、雪止め金具よりもネットタイプが適しています。
ただし、屋根の端まで太陽光パネルを設置している場合は、一部を撤去しなければネットが設置できないケースもあります。
太陽光パネルを設置している屋根の場合、業者に対処法をよく相談してから雪止めネットを取り付けましょう。

 

雪止め工事をしても落雪を防げない場合がある

雪止めネット7

雪止め金具やネットを設置していても、100%落雪を防げるわけではありません。
屋根に想定以上の雪が積もると、落雪のリスクは高まります。
雪止め工事をしているからと放置せずに、積雪量が多いときは雪かきをして落雪を予防しましょう。

 

雪止めの工事方法

雪止め2(カラーベスト 扇形)

雪止め金具や雪止めネットを設置するための工事方法を、それぞれ紹介していきます。
それぞれの工事方法を説明していきましょう。

 

雪止め金具の施工方法

金具タイプの雪止めは、取り付け場所を決めた後、屋根材を専用の金具で少し持ち上げて差し込んでいきます。
次に、差し込んだ金具をハンマーで叩いて適した位置まで戻します。
最後に、屋根材の隙間にシーリングを入れて、金具を固定したら完成です。
雪止めの数にもよりますが、一般的に金具タイプの設置工事は1日で終わります。

 

雪止めネットの施工方法

雪止めネットは、屋根の端に取り付けるので、まずは足場を設置します。
次に、ネットを設置する箇所に金具を取り付けます。
金具にネットを取り付けて、その後、足場の撤去を行い工事は完了です。
足場を設置する分、工期は2~3日必要です。

 

雪止め工事にかかる費用相場

費用5

雪止め工事にかかる費用は、アルミ製のアングルタイプの設置で15〜20万円ほど、雪止めネットの設置工事は合計15〜46万円程度かかります。
なお、弊社の雪止めネットの工事事例では、足場の設置費用を除いて6〜13万円が工事にかかる費用相場です。足場を設置した場合は、10〜30万円ほどプラスされます。

 

雪止め工事は専門業者に依頼して施工不良を防ごう!

雪止めLアングルセメント瓦 人物

雪止めの設置工事にかかる費用は、決して安くはありません。
そのため、雪止め工事を失敗すると、大きな損失となってしまいます。
雪止め工事の失敗を防ぐためにも、実績豊富で優良な業者を選びたいところです。
施工不良が発生しないように、雪止め工事を行う上での注意点を確認して、優良な業者に依頼するようにしましょう。

このほか、雪止めに関して疑問がある場合は、落雪を防ぐ「雪止め」って?雪止め工事に関するよくある10の質問をぜひチェックしてみてください。

内野 友和

この記事は私が書いています。

1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。

20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。

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