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コラム

落雪による物置の破損を防ぐには雪止めの設置がおすすめ!

落雪ストップ

屋根から多量の雪が落下すると、さまざまな事故が起こる可能性があります。
落雪による物置の破損も、起こりやすい事故のひとつです。
物置は住宅よりも耐久性がないため、落雪の衝撃で壊れる可能性が十分にあります。
この記事では、屋根からの落雪を防ぐため、雪止めを設置する方法やメリットを解説します。
屋根からの落雪に悩んでいて物置が壊れないかと心配な方は、この記事を読んで参考にしてみてください。

 

屋根からの落雪による物置の破損を防ぐための雪止めとは

雪止めネット11

屋根からの落雪を防ぐためには、こまめに雪下ろしをするほか、雪止めの装置を設置する方法があります。
以下にて、一般住宅の屋根にも設置できる雪止め装置を紹介します。

 

雪止め金具

雪止め6(カラーベスト 扇形)

雪止め金具とは、屋根の表面に等間隔で設置して、落雪を防ぐための部材のことです。
屋根の上に設置できるため、邪魔になりません。
また、隣家との距離が近かったり、敷地に十分なスペースがなかったりする住宅でも簡単に取り付けることができます。
雪止め金具は、「アングル」と「羽根つき」、「扇型」の3つのタイプがあります。
他の2つよりも「アングル」の方が落雪を防ぐ効果が高いです。
アルミ製のアングルタイプの設置費用の相場は、15~20万円ほどです。
雪止め金具は、屋根材の隙間に金具を差し込み、固定すれば取り付け完了となります。
雪止め金具は多くの屋根材に取り付けられますが、太陽光発電パネルが設置している屋根には設置できない場合があるので注意してください。

 

雪止めネット

落雪ストップ雪止め

雪止めネットとは、ネット状の雪止めで、屋根の軒先近くに設置する部材です。
積雪量が多い、または太陽光パネルを設置している住宅の屋根におすすめの雪止めです。
雪止めネットの設置費用の相場は15〜46万円であり、雪止め金具に比べると高めとなります。

 

屋根に雪止めを設置するメリット

雪止めネット12

ほかの落雪予防法に比べて、屋根に雪止めを設置するとどのようなメリットがあるか解説していきます。
屋根に雪止めを設置するメリットは、2つです。
屋根に雪止めを設置しようか悩んでいる方は、ぜひチェックしてください。

 

落雪事故を防げる

屋根から勢いよく落ちた大量の雪が、物や人に当たると大事故になる可能性があります。
定期的に雪おろしができればよいのですが、屋根の構造や人手不足から、できないケースもあるでしょう。
屋根に雪止めを設置しておけば、落雪の危険性をぐっと減らすことができます。

 

場所を取らずに設置できる

屋根に取り付ける雪止めは、住宅の敷地が狭くても設置が可能です。
隣家と敷地ギリギリに接している住宅でも、問題なく設置できます。
また、敷地に余裕があっても、地中に埋め込んで設置する雪止めフェンスが施工できない住宅もあるでしょう。
敷地の問題を抱えている場合、屋根に設置できる雪止めはおすすめです。

 

屋根に雪止めを設置するデメリット

雪止め(瓦屋根 和瓦用雪止め)5

屋根に雪止めを設置する場合、デメリットもあります。
以下にて、屋根に雪止めを設置するデメリットを2つ紹介しましょう。

 

屋根が破損する場合がある

雪止めの設置には専門的な技術が必要なので、施工経験が少ない業者が施工すると、屋根が破損する恐れがあります。
屋根を設置する業者を選ぶ際は、工事費用よりも施工実績の豊富さを基準に選んでください。
施工経験が豊富な業者に依頼すれば、屋根を傷つけることなく雪止めを設置してもらえます。

 

屋根がサビる場合がある

雪止めは金属製なので、使い続けているうちにサビが発生して、屋根までサビる可能性があるのです。
設置されている金具に発生した錆が屋根に移る現象を、「もらいサビ」といいます。
屋根が雪止め金具によってサビた場合は、内部が破損する前に新しく取り換える必要があります。
また、サビた箇所は塗装しなければなりません。

 

屋根からの落雪で物置が破損することをできるだけ避ける方法

雪止めネット7

落雪で物置が破損するのを防ぐためには、有効な方法が3つあります。
以下にて、落雪による物置の破損を防ぐ方法を紹介しましょう。

 

雪止め金具と雪止めネットを両方設置する

雪止め金具をつけても屋根からの落雪を完全に防ぐことはできないため、雪止めネットとの併用がおすすめです。
両方設置すれば、屋根からの落雪をより防げる可能性が高まります。

 

専門業者に依頼する

雪止め金具や雪止めネットの設置は、施工経験が豊富な専門業者に依頼しましょう。
専門業者が雪止めを設置すれば、工事の失敗を避けられて落雪の危険はより少なくなります。
経験豊富な専門業者ならば、屋根の形や屋根材を見て、どこに何個雪止め金具を設置すればいいかわかるはずです。

 

物置を落雪しない場所に移動する

敷地に余裕がある場合は、物置を屋根から離れた場所に移動するのもひとつの方法です。
ただし、物置を移動させることで別の不具合が発生しないかどうか、よく確かめてから行いましょう。

 

屋根からの落雪で被害を受けやすいのは物置!雪止めで対処を

雪止め(波型スレート屋根 アングル)

雪止め金具や雪止めネットを設置することで、屋根からの落雪を防ぐことができます。
屋根のすぐ下に物置を設置している場合は、落雪の被害を防ぐためにも、ぜひ雪止めの取り付けを検討してみてください。
また、隣家の物置が自宅屋根からの落雪被害にあいそうな場所に置いてある場合は、ご近所トラブルを防ぐためにも雪止め金具や雪止めネットの設置がおすすめです。

このほかに雪止めに関して疑問がある場合は、落雪を防ぐ「雪止め」って?雪止め工事に関するよくある10の質問をぜひチェックしてみてください。

内野 友和

この記事は私が書いています。

1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。

20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。

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