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コラム

屋根の雪が滑り落ちるのを止める方法はある?対処法や注意点を解説!

雪止めネット7

豪雪地帯では、屋根から雪が滑り落ちることは珍しくありません。
多量の雪が屋根から一度に滑り落ちると事故の原因にもなるため、悩んでいる人は多いことでしょう。
この記事では、屋根から雪が滑り落ちるのを止める方法や、対処法を選ぶ際の注意点を解説します。
屋根に雪止めを設置しようかどうか悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

 

目次

屋根に滑り止めが必要な理由

屋根の雪

雪が降る地域で屋根に滑り止めが必要な理由は、主に以下の3つを予防するためです。

・雨樋の破損
・近隣トラブル
・落雪事故

それぞれの内容を説明します。

 

雨樋の破損を防止するため

雨樋は、雪の重みで破損する可能性が高いため滑り止めは必要です。
雨樋が破損すると、軒先部分の野地板や防水シートに雨水が浸入して劣化を促す恐れがあります。
屋根に留まらず外壁にも雨水が伝っていくため、ひび割れや剥がれなどの原因にもなるでしょう。
雨樋だけではなく屋根や外壁を守るためにも、滑り止めの設置を推奨します。
ただし、雪が降る地域では元から雨樋が設置されていない場合もあります。
まずは雨樋が設置されているか確認してください。

 

近隣トラブルを防止するため

屋根の雪が隣家の敷地に落ちると、揉める原因になりやすいです。
滑り止めがなく、落雪による隣家の塀や車などを破損させてしまうとトラブルに発展します。
故意によるものではなくても、対策をしていなかった場合は責任を負わされてしまう可能性があります。
近隣トラブルを防止するためにも、滑り止めの設置はおすすめです。
万が一に備えて、落雪対策をしておいても損にはならないでしょう。

 

落雪事故を防止するため

最後に落雪事故を防止するためにも、滑り止めは有効的です。
落雪対策をしないと、屋根面の雪が積もる度に落ちてしまうため事故を招くリスクが高まります。
自身の所有物に限らず、隣家や通行人など外部にも迷惑をかける恐れがあります。
周りへの配慮としても滑り止めの取り付けは必要です。

 

屋根から雪が落ちることで考えられる事故

雪止めネット7

屋根からの落雪が理由で、物損や人身事故につながる恐れがあります。
考えられる事故には、以下の3つがあります。

1.車や車庫の破損
2.設備や敷地内の物の破損
3.歩行者のけがや通行を妨害

硬くなった雪は、車や車庫などにぶつかると破損させてしまう恐れがあるので注意しましょう。
また、自分の家の雨樋に雪が溜まると歪んだり、破損したりすることも考えられます。特に気をつけたいのは、人への落雪です。
怪我だけではなく、死亡事故につながることもあるため、雪止め金具や雪止めフェンスなどを設置して落雪を未然に防ぐようにしましょう。
落雪事故が原因で、他人の敷地内にある建物や備品に損害を与えた場合、賠償責任が生じる可能性もあります。

 

屋根の雪が滑り落ちるのを止める方法

屋根に後付けできる雪止めの方法を解説します。
それぞれにメリットとデメリットがあるので、把握しておきましょう。
雪止めの方法を選択する際の参考になります。

 

雪止め金具

雪止め(縦葺き板金屋根 羽根付き)3

雪止め金具とは、屋根に設置して落雪を防ぐ金具のことです。
雪止め金具には、「アングル」と「羽根つき」、「扇型」の3種類があります。
設置費用は、「アングル」が高めになっています。
雪止め金具は屋根の上に設置できます。
隣家との距離が近い都市部の家でも、問題なく取り付けることが可能です。
また、雪止め金具の設置費用は、アルミ製のアングルタイプで15~20万円が相場となっています。
ただし、雪止め金具がサビると屋根までさびが広がってしまうことがあるので、サビにくい素材を使うことが大切です。
雪止め金具を取り付けた屋根から雪下ろしをする際は、スコップの先端が金具に引っかかる事故が起こることがあります。このため雪下ろしをする際は注意して行わなければなりません。

 

雪止めネット

落雪ストップ雪止め5

雪止めネットとは、文字どおりネット状の雪止めです。
屋根の軒先に取り付けて、雪が落下するのを防ぐ仕組みです。
雪止め金具が取り付けられない屋根にも取り付けられます。
雪止めネットにはいくつかの種類がありますが、弊社が設置するのは、田中鉄工所が製造と販売をしている「落雪ストップ」です。
「落雪ストップ」は、メーカーから直接取り付け指導を受けた施工会社のみが購入可能な商品となります。
また、設置後はメーカーに写真付きで報告する義務があります。なお、設置を報告すればメーカーから保証を受けることが可能です。
雪止めネットのデメリットは施工費用の高さです。
雪止め金具の設置費用は15~20万円ですが、雪止めネットは15〜46万円が工事価格の相場となっています。また、足場を使って設置した場合、追加費用が10~30万円ほどかかります。

 

雪止めが設置できる屋根材と雪止め金具の種類

事例5

雪止めは、屋根材や雪止め金具の種類によって取り付けられるものと、そうでないものに分けられます。
また、屋根施工時に一緒に取り付けなければならない「先付けタイプ」と、屋根を施工後でも取り付けられる「後付けタイプ」があるのです。
以下では、雪止めが設置できる3つの屋根材と、「先付け」「後付け」といった雪止め金具の種類を紹介します。

 

瓦屋根の場合

瓦屋根用には、雪止めがついている「雪止め瓦」と、後付けできる金具タイプがあります。
雪止め瓦は、瓦ごと取り替えて設置するだけでいいので後付けも可能です。

 

スレート屋根の場合

スレート屋根はセメントの板を加工して作る屋根材で、コロニアルやカラーベストと呼ばれます。
扇型の雪止め金具を使うことが多く、先付け、後付けのどちらも可能です。
後付けの場合は、雪止め金具の出っ張り部分をスレートの屋根に押し込み、場所を調整するだけで取り付けできます。

 

金属屋根の場合

トタンやガルバリウムなどの板金を使う屋根は、横葺きや縦葺きなどで使用する金具が異なります。
屋根のハゼ部分に締め付けて固定する羽根付きタイプ、長い棒状のアングルを取り付けるアングルタイプを使います。
金属屋根に設置する雪止め金具は、錆びにくい素材を使うのがおすすめです。

 

屋根に滑り止めを設置したほうがよい地域

屋根の雪2

少量の積雪量である地域にこそ滑り止めの設置を推奨します。
毎年、または2〜3年に1度程度でも雪が降る地域も設置対象です。
気候変動の関係で5年や10年に1度程度しか雪が降らない地域もあります。
大雪が降ったときに大きな被害が出た記録や実体験があるのなら雪止めの取り付けを検討しましょう。

また隣家との間隔が狭い場合や、屋根の傾斜側に歩道がある場合は滑り止めの設置をしてください。
なぜなら落雪による被害を避けるためです。
ただし、豪雪地帯では除雪を前提に建物が設計されています。
滑り止めを設置してしまうと、かえって除雪の邪魔になるため設置しないことが多いです。

もうひとつ設置しない理由として挙げられるのは、事故に繋がる可能性があることです。
雪の重みで滑り止めが破損しやすくなり、雪と一緒に金具まで落下する恐れがあります。
事故を防止するためにも、積雪量が多い地域に滑り止めは不要です。
雪止め設置対象の地域であっても、アスファルトシングル屋根や陸屋根に、雪止めは設置できません。

 

屋根の滑り止めである「雪止め金具」のメンテナンス方法

雪止め(カラーベスト アングル)6

雪止め金具も、屋根や外壁と同じく、紫外線や雨風の影響を受けるパーツなので、定期的なメンテナンスが必要になります。
以下では、
・塗装
・コーキングの補修
・雪止め金具の交換
など、雪止めの一般的なメンテナンス方法を解説します。

 

塗装

屋根は、使われている塗料の耐用年数を目処に塗り替えます。
その際に、雪止め金具も一緒に塗装すれば、二度手間にならず、メンテナンスが簡単にできます。
屋根も雪止め金具も、サビてしまうと見た目が悪く、耐久性にも影響を及ぼすため塗装が必要です。
下地処理やサビ止め塗装をしてから塗装を行うと、塗膜の密着性や耐久性が上がります。
金属製の雪止め金具には、金属との親和性が高い塗料を使用しましょう。

 

コーキングの補修

屋根材の隙間に差し込み、引っ掛けるタイプの雪止め金具は、ズレを起こしやすいというデメリットがあります。
そのため、ズレたり、外れたりしないようにコーキング材で固定する場合があるのです。
コーキング材とは、外壁の目地や、屋根と外壁、窓枠と外壁などの取り合い部分などに充填される緩衝材のことを指します。
耐用年数を過ぎて劣化したり、地震や雨風などの影響を受けて収縮したりズレたりした場合は取り替える必要があります。
ただし、コーキング材で屋根材の間を埋めすぎてしまうと、不具合を起こす原因になることもあるため注意が必要です。
定期的なチェックを行い、劣化症状やダメージが出ている場合は、早急に交換、補修するようにしましょう。

 

雪止め金具の交換

雪止め金具のサビや腐食など劣化症状が進んでいる場合は、補修ではなく交換するのが得策です。
屋根自体の塗装が不要な瓦屋根は、アルミやステンレスなどの耐久性に優れた雪止め金具を、定期的な塗装メンテナンスが必要なスレート屋根や金属屋根は、メッキやステンレスの雪止め金具を設置しておくと、メンテナンスの回数が減らせます。

 

屋根に滑り止めとなる「雪止め」を取り付ける際の注意点

雪止め3(カラーベスト 扇形)

以下にて、雪止めを取り付ける際の注意点を解説します。
どのような点に注意すれば、雪止めの選び方や設置がスムーズに行えるか確認してみてください。

 

雪止め取り付け後も落雪への注意が必要

雪止め金具や雪止めネットを設置しても、落雪が完全に防げるわけではないため注意が必要です。
特に、雪がたくさん降った後は、落雪を防ぐために屋根の雪下ろしが必要になることもあります。

 

塗装後の屋根には雪止め金具は多めに設置

住宅に多いカラーベスト屋根(コロニアル屋根)は、塗装すると表面が滑らかになるため、雪止め金具を多めに設置すると安心です。
表面が滑らかになると、塗装前よりも屋根から雪が落ちやすくなるのです。
そのため、塗装と一緒に雪止めを設置する場合は、雪止め金具の数を多めに設置する必要があります。工事店と相談して、設置する数を決めてください。

 

太陽光パネル設置屋根には雪止めネットを取り付ける

太陽光パネルを設置している屋根は、雪止め金具では落雪防止にならないケースがあるため、雪止めネットの取り付けがおすすめです。
設置する雪止め金具の高さが太陽光パネルよりも低い場合、雪をキャッチできません。
また、太陽光パネルの表面はつるつるしていて傾いているので、屋根よりも雪が滑りやすいです。そのため、太陽光パネルを設置した屋根には、雪止めネットを取り付けましょう。
雪止めネットは屋根の端に設置するため、太陽光パネルから滑り落ちる雪も問題なくキャッチできます。

 

豪雪地帯では取り付けができない

豪雪地帯にある家では、雪止め金具の設置ができません。
雪止めは、屋根の上から地上に雪を落とさないようにするアイテムなので、設置すると雪が屋根の上に載ったままになってしまいます。
よって、たくさん雪が降る地域では、屋根の耐性に影響を与える可能性があります。
また、雪おろしのときの邪魔になったり、雪の重みで雪止めが曲がってしまったりする恐れもあるので不要といえるでしょう。

 

雨漏りの危険性がある

雪止めは、設置工事に失敗したり、古い屋根に取り付けたりすると、雨漏りの原因になる可能性があります。
また、屋根材に合った雪止めを設置していない場合も、屋根を傷つける恐れがあり、危険です。
取り付ける業者の知識力や技術力の問題なので、適切な工事をおこなってくれる業者、雪止めを取り付けたことがある業者に依頼し、設置してもらうことが対策になります。

 

屋根の耐震性が低くなる

屋根は軽いほど耐震性が高くなるので、雪止めを付けて重たくなると耐震性が低下します。
日本は地震が多い国のため、影響を受けないともいえません。
ほんのちょっとの重みですが、古い建物や木造建築の屋根に付ける場合には、業者に相談してから設置するようにしましょう。

 

雪止めを取り付けできない屋根材がある

先に、雪止めを設置できる屋根材について説明しました。
逆に雪止めを取り付けられない屋根材というのもあります。
アスファルトシングルを使った屋根や、陸屋根です。
アスファルトシングル屋根はやわらかいため、雪止め金具を差し込むのも、金具を止めるのも難しく、ヘタをすると雨漏りの原因になる可能性があります。
また、陸屋根は、形がフラットになっているため雪がほとんど落ちず、取り付けても効果が期待できません。

 

実際に屋根に滑り止めを付けた事例

実際、屋根に滑り止めを付けたらどのようになるのか知りたい方もいるでしょう。
そこで既存の屋根にあとから滑り止めを取り付けた施工事例を、屋根の種類別に紹介します。
滑り止めの取り付けを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

 

カラーベスト(コロニアル)に雪止め金具を設置した事例

事例1

スレート系屋根に細長い雪止め金具を取り付けた事例です。
既存の屋根材の隙間から雪止め金具を滑らせて取り付けました。
後付けだと釘での固定ができないため、屋根材に引っ掛けて固定します。
雪止め金具の下部は左右に動いてしまうため、シリコンで補強しました。
滑り止めの設置を2段にして、落雪防止を高めています。

 

横葺き板金屋根に雪止め金具を設置した事例

事例1

横葺き板金屋根に羽根付き雪止め金具を取り付けた事例です。
横葺き屋根とは、屋根の頂点部分である棟から軒先に向かって屋根材を横向きに施工していく方法です。
クリップ状に固定できるタイプの羽根付き雪止め金具を取り付けました。
屋根材に穴をあけずに施工できるのが特徴で
主な金具の材質はステンレスと亜鉛メッキ製の2種類です。
耐久性を求める場合はステンレスを選んでください。
少しでも安価なものを採用したい場合は、亜鉛メッキになります。

 

縦葺き板金屋根に雪止め金具を設置した事例

縦葺き板金屋根 羽根付雪止め事例1

縦葺き板金屋根に羽根付き雪止め金具を取り付けた事例です。
縦葺きとは、屋根の頂点部分である棟から軒先に向かって垂直に屋根材を葺く施工方法です。
屋根材に差し込むタイプではなく、板金製の縦葺き屋根に対応している羽根付き雪止め金具を取り付けました。
立ち上がり部分に羽付き雪止めをボルトでしっかり固定します。
板金製の屋根材になるため、サビにくい素材を選ぶのがおすすめです。

 

瓦棒屋根に雪止めを設置した事例

瓦棒屋根 事例1

瓦棒屋根に羽根付き雪止め金具を取り付けた事例です。
主な瓦棒屋根は約45cm間隔に桟木(さんぎ)が設置されています。
瓦棒屋根に滑り止めを取り付ける場合は、桟木に固定していくことになります。
落雪防止をより高めたい場合は、羽根付き雪止めと一緒にアルミアングルを取り付けるのが効果的です。

 

太陽光パネルがある屋根に雪止めを設置した事例

落雪ストップ雪止め事例2

太陽光パネルがある屋根にネット型の雪止めを取り付けた事例です。
取り付けたネット型の高さは約30cmになります。
太陽光パネルは軒先近くまで設置されていることが多いため、雪止め金具の取り付けが難しいパターンです。
パネル面に積もる雪は突然滑り落ちてきます。
雪止め金具だと勢いのある雪を受け止めきれないため、太陽光パネルが設置されている屋根に金具は不向きです。
ネット型のほうが落雪防止に効果的です。

 

屋根の滑り止めをできるだけ安全に施工するための業者の選び方

費用7

雪止めを設置する業者は、施工実績が豊富かどうかで選ぶようにしましょう。
工事費用の安さに魅かれて、施工実績が足りない業者に依頼すると、金具の落下など思わぬ事故が起きる可能性があります。
具体的な業者の選び方を5つご紹介します。

 

リフォームパートナー協議会(RECACO)など信頼できる団体に加盟をしているか

リフォームパートナー協議会に加盟している業者は、信頼性が高いため安心感が得られやすいです。
リフォームパートナー協議会(RECACO)とは、リフォーム事業者の技術向上や消費者が安心してリフォームを行える環境づくりなどを目的として活動している社団法人です。
地元密着型の業者で構成されており、加盟している業者の育成や実務支援、良質な提案ができるよう講習を受けています。
加盟しているかどうかを確認する方法は、リフォームパートナー協議会のホームページにて施工会社名で検索することです。
加盟していれば検索欄にでるため、業者選びの参考にしてください。

 

地域で長く営業をしているか

雪止めの設置を行っている業者は全国展開している業者と地域密着型と分かれます。
地域密着型の業者の場合、地元に根ざして長く活動しているため悪評が少なくリピーターが多いのが特徴です。
同じ地域で実績を積み重ねているため、地域の特色にも理解があり適切な施工が期待できます。
一方で、全国展開している業者は施工を下請け業者に依頼するのがほとんどです。
中間マージンも高めなため、施工費を抑えたい場合にも地域密着型の業者はおすすめです。
地域で活動している業者を探すならインターネットで調べたり近所の知り合いに聞いたりするといいでしょう。
インターネットで調べる場合は「地域名 滑り止め」「地域名 建築板金業者」で検索してみてください。
知り合いに聞いてみると、施工の満足度や業者の人柄を教えてもらえる場合があります。
身近な人の評価ほど信頼できるものはないでしょう。

 

自社職人がいるか

業者を選ぶ際は、自社職人がいるかどうかも確認ポイントです。
自社で職人を抱えている業者の場合、教育が行き届いており信頼できる可能性が高まります。
下請け業者に工事を丸投げする業者に依頼してしまうと、責任が曖昧になり雪止めの設置に失敗する恐れあり危険です。
また下請け業者がどのような人柄なのか技術力は信頼できるかなども把握できていない場合があります。
責任を一貫する自社職人がいる業者に依頼するほうが安心感を得られるでしょう。

 

国家資格を取得しているか

本来、雪止めを設置するのに特定の資格は必要ありません。
しかし、国家資格を取得している業者のほうが技術面の信頼性が高まります。
屋根工事業者が持っていると有利になるのが「建築板金技能士」「かわらぶき技能士」などの国家資格です。
ちなみに建築板金技能士は屋根や外壁、雨樋などを施工する専門家を指します。
滑り止めの設置をする専門家も建築板金技能士です。
一方でかわらぶき技能士とは、瓦屋根の施工が専門になります。
瓦屋根の滑り止めを設置したい場合は、かわらぶき技能士がいる業者に任せると安心です。
業者を選ぶ際は、国家資格を取得しているかもホームページにて確認しましょう。

 

隣の家の屋根から雪が滑り落ちてくる場合の対処方法

屋根の雪3

自分の家の屋根の雪止め対策はバッチリでも、隣家からの落雪に悩んでいるという人もいるのではないでしょうか。
前の項で説明した通り、落雪が原因で事故が起きる可能性もあるため、気になる人も多いはずです。
その場合の対処方法としては、隣家に直接伝えるようにしましょう。
実は、隣家の屋根から落ちてきた雪による損害は、自然災害によるものであれば責任を問うことができません。
事故が起こって敷地内にあるものが壊れる前に、その予防をしておくのがいいでしょう。
隣家には、世間話の流れで、そちらの屋根から敷地内に雪が滑り落ちてくることを正直に伝えると、スムーズです。
よって、ご近所の方とは、日頃からコミュニケーションを取っておくことが重要になります。

 

雪の滑り止めはDIYで設置が可能?

DIY

雪止めの取り付けは、DIYできないということはありません。
しかし、屋根の上に登っての作業になり危険が多いため、素人には難しいと考えるほうがよいでしょう。
高所での作業は、屋根工事のプロでも事故に遭う危険性があるのです。
厚生労働省「No more!墜落・転落災害@建設現場」によると、平成28年の建設業での労働災害の発生状況で一番多いのが墜落・転落事故とされています。
また、建設現場では、2メートル以上の高所作業に足場や手すり、安全帯などを設置するのを基本事項としているため、DIYで行うよりもプロに頼むのが一番安心で、失敗が少ない方法といえるでしょう。

 

屋根から雪が滑り落ちるのを止めるために雪止めを設置しよう!

落雪ストップ

屋根から雪が滑り落ちれば、思わぬ事故が起こることがあります。
何年かに一度のみ多量の降雪がある地域は、豪雪地帯よりも雪への対策が不十分なことが多いでしょう。
しかし、落雪による事故を防ぐためにも、後付けで雪止め金具や雪止めネットを設置することが大切です。
特に、一度でも屋根からの落雪でヒヤリとした経験がある場合、雪止めを取り付けるメリットは大きいでしょう。
なお、雪止めの取り付けを依頼する業者は施工実績で選ぶことがポイントとなります。

 

雪止めネットの代表例としては「落雪ストップ」があります。
弊社は落雪ストップの認定施工業者です。雪止めネットの設置についてはお気軽にご相談ください。

内野 友和

この記事は私が書いています。

1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。

20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。

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