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コラム

屋根についている突起が気になる!利用目的やメリット、デメリットとは

雪止め9(カラーベスト 扇形)

「積雪が多い地域に移り住んだら、屋根に突起がついていることに気がついた」「屋根の突起が何なのかとても気になる」という人は多いでしょう。
屋根についている突起は、落雪を防ぐための器具です。落雪を防ぐための器具がついているのといないのでは、屋根から落雪する危険性が大きく異なります。
この記事では、屋根についている突起の目的や、設置するメリットとデメリットを解説しましょう。
屋根の突起が気になる方は、この記事をぜひ読んでみてください。

 

屋根についている突起とは「雪止め」

雪止め(縦葺き板金屋根 羽根付き)3

屋根についている突起は、雪止めです。
文字通り、屋根からの落雪を防ぐ目的でつけられています。
屋根の上についている雪止めは、「雪止め金具」が正式名称です。
雪止め金具には、「アングルタイプ」と「羽根つきタイプ」、「扇型タイプ」があります。
アングルは長い棒状、羽根つきは左右に羽が広がったような形、扇型はこぶし大の大きさの雪止めであることが特徴です。
なお、落雪防止効果は、アングル、羽根つき、扇型の順に高いです。

 

雪止め金具を取り付ける目的

雪止め(縦葺き板金屋根 アングル)3

雪止め金具を屋根に取り付ける目的は、落雪防止のためです。
屋根から多量の雪が勢いよく落ちると、事故が起こる可能性があります。
たとえば、下に人が歩いていれば生き埋めになってしまうかもしれません。落雪したところに車や物置があれば、破損することもあります。
落雪はいつ、どのように起こるか分かりません。こまめに雪下ろしができればいいですが、ひと冬に何度も雪が積もる場合は作業が追い付かないこともあるでしょう。
雪止め金具を取り付ければ、落雪のリスクをある程度減らすことができます。

 

雪止め金具の取り付け方法

雪止め(瓦棒屋根 羽根付き)3

雪止め金具は、以下の手順で取り付けます。

・雪止め金具の設置場所を決める
・専用の器具を使って屋根材を少し持ち上げる
・隙間に雪止め金具を押し込む
・ハンマーで叩いて金具の位置を調節する
・シーリングで金具を止める

屋根材をはがす必要はないため、工期も短く済みます。

 

雪止め金具のメリット

雪止め(瓦棒屋根 羽根付き)

雪止め金具を設置するメリットは、3つあります。
以下にて、それぞれのメリットの内容を詳しく紹介します。

 

屋根からの落雪を予防する

雪止め金具を設置する最大のメリットは、屋根からの落雪リスクが減らせることです。
落雪はいつ、どのくらいの量で発生するか分かりません。また、雪は敷地内に落ちるとは限りません。
勢いよく落ちた雪が隣家の敷地内に入り、物を壊した場合はご近所トラブルになることもあります。
雪止め金具は、隣家とのトラブルが発生するリスクも防いでくれるのです。

 

大掛かりな工事をせずに済む

雪止め金具の設置方法はとてもシンプルなので、大掛かりな工事が不要です。
屋根の全面を剥がしたり、重機を使ったりする必要もありません。専門業者に依頼すれば、工事は1日で終わります。
家に住んでいる人がどこかへ移動する必要もないので、日程の調整もしやすいでしょう。

 

日常生活の邪魔にならずに済む

雪止め金具は屋根の上に取り付けるので、日常生活の邪魔になりません。隣家との距離が近い住宅でも、問題なく設置できます。
また、金具自体も小さいので、屋根の景観を損ねることもありません。

 

雪止め金具のデメリット

雪止め(瓦屋根 和瓦用雪止め)5

雪止め金具には、デメリットが2つあります。
以下にて、デメリットの内容を詳しく紹介しましょう。

 

もらいサビの恐れがある

雪止め金具を金属屋根に設置した場合、金具のサビが屋根表面に移る可能性があります。金具のサビが屋根に移ることを、もらいサビといいます。
もらいサビを防ぐためは、サビにくい雪止め金具を利用したり、定期的に業者に点検してもらったりするのがおすすめです。

 

落雪を防げない場合もある

雪止め金具は万能ではないため、落雪を完全に防ぐことは不可能です。
特に、短時間で多量の雪が降った場合は、落雪のリスクが上がります。
落雪を可能な限り防ぎたい場合は、雪止めネットや雪止めフェンスなどと併用するのがおすすめです。
雪止めネットは金具と同じく屋根に設置する建材で、雪止めフェンスは地上に設置するタイプの落雪対策器具です。

 

屋根についている突起は落雪を防ぐ重要な道具!

雪止め(瓦屋根 平板瓦用雪止め)2

屋根についている突起は、「雪止め金具」という落雪を防ぐ重要な部材です。
屋根に雪止め金具を設置していれば、落雪のリスクを大幅に減らすことができます。
ひと冬で数回雪が多く積もる地域や、ときおり大きな音を立てて屋根から落雪するという住宅には、雪止め金具の設置がおすすめです。

 

また、多くの落雪でも止められる製品として「雪止めネット」があります。
雪止めネットの代表例としては「落雪ストップ」が考えられるでしょう。
弊社は落雪ストップの認定施工業者です。雪止めネットの設置についてはお気軽にご相談ください。

内野 友和

この記事は私が書いています。

1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。

20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。

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